レイド阿蘇2009

明けて当日。昨日の天気がウソのような快晴となる。
宿泊した栃木温泉の旅館で朝風呂を浴びて、ラリーの集合場所まで車で移動。
やはり飲みすぎたのか、頭がズキズキと痛む。

集合場所は内牧温泉の近く。すでに多くの参加者が集まっていた。
コースクリエイターであるミチさんのブリーフィングを終え、デパールに備える。
地図を確認しているとますます頭痛がひどくなってきた。仕方なくロキソニンを一錠飲む。

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デパールはエントリー順らしい。ということは、僕が最初の走者だ。
ドキドキしながらスタートする。1kmも走らないうちにいきなりロスト。最初の橋を間違えた。
取り戻そうとショートカットした道は行き止まり。引き返したところで後追いのミチさんと出くわす。
そう、ここで最後尾が決定。いきなり全員に抜かれたわけだ。こんなんでこの先、大丈夫なのか?・・・

PC1とPC2のクイズポイントの答えをデジカメに収め先を急ぐ。
この区間で5、6人抜くことが出来た。外輪山の山すそを走るルートでアップダウンは少ない。
採石場が近づくにつれて少しずつ登り始めた。水たまりが凍っていてバリバリと音を立てる。
点線ラインの石畳の登りに入ると雪がちらほら積もっている。ここからPC3まで押して登っていく。
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一気に外輪山の上まで登るのだからかなりの勾配である。
(クリックすると拡大表示されます)
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PC3の有人ポイントではタエミさんが待っていてくれた。
現在の順位を見ると11番目。前走者とは3分の開きだった。チョコレートをもらってすぐに追いかける。ここからは舗装路の激坂登りだ。フロントをインナーに入れる。

泣きたくなるような長い登りを終えて、PC4への取り付きを探す。
迷わず見つけて入り込むと、眼前には雄大な景色が広がっていた。
この景色をデジカメに収めたいが、振り返ると後続者がチラチラ見えるので我慢して突き進む。
PC4の有人ポイントではn教授が待機。教授お手製の生キャラメルを頂く。美味い!
順位を確認すると変わらず11番目。
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あれ?岡本さんパンクですか?修理中の間にそそくさと出発。よしよし、これで10番手だ。
舗装路の登りを少し走って、シングルトラックへの取り付きを探す。
ヘアピンカーブの後だからこれはすぐに分かった。入っていくと段々と雪が深くなっていく。
前走者の轍を踏み外すとハブまで埋まるほどの深さ。途中、PC5のクイズポイントを拾う。
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雪のシングルトラックは初めて走るが、途中から下り基調なので結構乗れる。
ただし、ブレーキをかけるとバイクがどこに行くか分からない。スピードに注意して下っていく。
下りが終わるとツームシ山までバイクを担いで高低差80mほどの直登。雪と雪解け水の泥で踏ん張りが利かず辟易する。苦労しながらもどうにか登頂。ブリーフィングどおり、ここからの景色は最高だった。
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ブリーフィングでは、ここでランチを取らない人はペナルティ(冗談)と言われていたので、それに従ってオニギリを頬張る。そこに遅れていた岡本さんが追いついてきた。ランチも取らずすぐに下っていく。あれあれ?ペナルティ取られますよ?
ゼリー食の補給も摂っていると、後続の方から「ブログ見てますよ」と声をかけられる。
えぇぇっ!まじすか!?1000mを超える山上で聞く思いがけない言葉に感動は5割増し。
声の主は久留米から参加されていた二田さんだった。コメント頂けると嬉しいです。
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次回の宗像ラリーの話などで盛り上がりかけたが、現在もラリー中だった。
後ろ髪を引かれながらも失礼して下り始める。雪の尾根沿いを一気に下る爽快な区間。
油断すると立木に激突しそうになるが、どうにか避けながらPC6のセルフチェックポイントまで辿り着く。

更に林の間をウネウネと下り続けて、30mほどの担ぎ上げと言われたポイントを探す。
ここでかなり迷った。迷っている間に追いつかれ5人ほどの集団となってしまう。
しかし、おかげで前走者の踏み跡を見つけることが出来、上の林道へ出ることが出来た。
ここがひどい道だった。ダブトラの道幅だが、濡れているのと荒れているので全く乗れない。
4駆車の遊び道になっているらしく、轍が深くまさしくジープトラックだった。
距離3km、高低差100mほどのヌルヌル道を押しながら、何度もエントリーしたことを後悔した。
「なんでこんなキツイことやってんだ?」「もう二度と出ないぞ!」「みんなアホや!」
沢をいくつも越えながら、ときどき声に出して1番にエントリーした自分を呪う。
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ようやく舗装路に出てPC7を目指すが、EL2の足切りはデパール後3時間。すでに過ぎてしまった。
しかし、もう十分だ。後はゆっくりと景色を味わいながらアリベしよう。
PC7では木元さんと大塚さんが待っていてくれた。時間を見ると20分オーバー。
あそこで迷わなければ。もっと早く押してれば。はっ!いかんいかん、なにを考えてるのだ、おれは。
もう二度と出ないと決めたのだ。
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皆さん、苦労されてます。
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順位は変わらず11番目。PC8を取りにいったのは9名らしい。あっ、岡本さんも足切りだったのね。
補給のコーラや饅頭をもらってちょっと気持ちが上向いてきた。ラリーは終わったわけではない。
こうなったら足切り組のトップを目指そう。先行する岡本さんを追いかけてリスタートする。

ELルートの登りで岡本さんに追いつく。足切りで気落ちしてるのかペダリングが重い。
チギれるかどうか分からないがアタックをかけてみる。PC9まで何も考えずにひたすら漕ぐ。
再び、タエミさんが待つPC9に到着。驚いたのは、すでにPC8を取ったケイイチローさんが通過していたこと。ELルートを通った我々より早いとは。人間じゃない・・・。

どうにかPC9は10番手で通過。あとはPC10を取って下るだけだ。セカンドプランはクリア出来るかもしれない。後続をチギることだけに集中して舗装路を走る、走る、ひた走る。

で、やっちまいました。見事にPC10への取り付きを見落とし。菊池阿蘇スカイラインまで出てるのに気付かないバカ。よせばいいのにその分岐をさらに右に折れて、結局、取り付きから3kmほど舗装路を下っちゃいました。気付いたときはホントに泣きそうでしたよ。登り返す気力は殆どないけど、登らなきゃ帰れない。

僕が読めないのは空気だけじゃなかった。前回の双六終了後、ラリーの才能あるかも?とか言ってた自分が恥ずかしい。これが己の実力だと自分を戒めながら、下るべき取り付きを探して登っていく。

無事に復帰できた正規ルートの下りは、これまでの下りとはまた種類の違う楽しさだった。グラフで分かるとおり、500mほどを一気に下る区間。あそ1962のように何度もスイッチバックしながら、ガレガレポイントは担いで降りたりもしましたが、岩で出来たドロップオフなどを超えるたびにどんどんとテクニックが上達していく感覚。下手にブレーキをかけてフロントを落とすと前転しそうなところを勇気を出してクリアしていく。ついさっき、自己嫌悪になりかけたのも忘れさせるほどの楽しさでした。

下りきるとすぐにアリベ。もちろんドベちんでした。
表彰式で、俺やっちゃったという人は自己申告すればブービー賞がもらえるということだったけど、恥ずかしすぎて言えなかった。というか、ラリーの世界では僕の失敗はやっちゃったうちに入らない気もしてたし。

今回のEX賞、東京から参加のケイイチローさん。
ひょうひょうとした雰囲気が逆に凄みを感じさせます。
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最後は宗像ラリーの宣伝を少しして帰路に着きました。
帰りの車中には来シーズンの開幕を待ちきれない自分が。あれっ?
スタッフの皆さん、参加された皆さん、お世話になりありがとうございました。キツ悔し楽しかったです。
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by miyacchiism | 2009-03-16 23:25 | 自転車  

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