昨年より参加している、
とれとればいくの開幕戦が古賀市で開催。
古賀市で開幕するというのは毎年恒例となっているようだ。
今回のラリーは自分の地元だけに多少は地の利があるのか。
集合場所のグリーンパークに定刻到着。しかし館ミチさんが遅れている模様。
後で聞くとセルフチェック用紙の設置に手間取っていたらしい。お疲れ様です。
今日のコースが記されたマップを受け取り、車中でノートPCを開く。
カシミール3Dを立ち上げ、マップ上のPC(ポイントコントロール)をウェイポイントとしてEdge705に転送するためだ。
コースもルートとしてGPSに転送出来なくもないが、そこまでやると地図読みという楽しみが全くなくなってしまう。GPSに走らされて終わりではあまりに味気ない。少しは迷う楽しみも残しておかないと。そんな考えも杞憂に終わるとは露知らず・・・。
コースクリエイターの館ミチさんによるブリーフィングでコース攻略のヒントを聞き出す。
GPSよりもここでの話が一番需要。わずかな情報の聞き逃しが命取りとなる。
駐車場からデパール地点までリエゾン。
キモトさんの合図で一斉にデパール。ハヤカワさんがすぐに飛び出す。
追わないと離される一方だ。最後尾から僕も追いかける。
PC1とPC2のクイズポイントは止まらずに横目でチェック。
ちかごろ記憶力の低下が著しくなってきたがアリベまでは多分覚えてるだろう。
少し走ったところで、なんとハヤカワさんがパンク修理中。
そう言えば、デパール前に二度も空気入れを貸してあげた。やはりパンクだったのか。
他人の不幸は蜜の味。いや、棚からぼたもち。これでトップに躍り出た。
いまのうちに少しでもアドバンテージを広げておきたい。
PC3の手前で山口から参加のオカモトさんら2名に抜かれるがトップ集団のままクリア。
ここまで迷いなし。いいぞいいぞ。
再びトップに出て次のシングルトラック取り付きで少し迷うが、後から来たオカモトさんが発見した模様。ありがとうございます。素直に後ろに従う。すぐにため池の横のPC4のクイズポイント発見。
皆がメモしている間、答えをデジカメに収め早々にリスタートする。
トップを独走。いい感じだ。このまま行けばEXバイカーですか?
一瞬でもそんな夢を見たのが間違いだった。
PC5へのルートをロスト。GPSを見すぎて違う道へ入り込んだ。
しかし、Edge705に記録したPC5はすぐそこ。その方向を見ると登れそうにない山・・・。
多少のヤブなら突入する気だったが、これではどうすることも出来ない。
ショートカットする道を探して行ったり来たりしたあげく、諦めて正規ルートに戻る。多分20分近くはムダにしてしまった。
PC5のクイズポイントをチェックし、久末ダムへと向かう。
ここは20年ほど前に釣りで毎日通った場所だ。間違うハズがない、間違うハズが・・・。間違えた。
さらに後続の方に抜かれて、PC6をクリアし有人ポイントのPC7へ。
ここまでの順位を聞くと・・・、8位!ガーン、2箇所の間違いでそんなに抜かれたのか・・・。
補給は摂らずにすぐリスタート。
PC8までは問題なく辿り着く。あれれ、ここでもハヤカワさんが本日二度目のパンク修理中。一度目の修理が不十分だったらしい。すでに予備のチューブを失っていたがオカモトさんが貸してあげたそう。ちっ、余計なことを・・・。
ここで皆さんが休憩中の中、僕は休まず出発。ここまで気合い入ってる自分が不思議。
分岐で地図を確認していると、後ろからシオゴンさんが抜いていった。
自信満々な頼もしい後ろ姿にフラフラとついていく。
登りで抜いて次の分岐を左折。だが、シオゴンさんは直進していった。えええ!そっちなの?
信じられるのは己のみ!自分を信じて選んだ道を突き進む。後ろからどなたか一人ついてきた。
しかし、道がなくなりUターン。学習能力ゼロだわ。シオゴンさんすごいや。
九州自動車道を横切り、ダートを下ってPC9のクイズポイントをクリア。
ここから徐々に登り始めて竹林を抜け、清瀧寺方面へ向かう。
迷わずPC10兼PC12へ到着。
ここでニタさんと再会。何度も抜いたのに気がつくといつも前にいるニタさん。
しばらく後をついていくことにする。ここからはPC12まで城の山をぐるりと周回するルート。
チェーンで車止めされた林道に入ってしばらく行くと林道終点の標識。
いよいよ担ぎ区間だ。それも相当な斜度。どこに道があるか分かりますか?
何度も足が攣りそうになりながら、GPSを頼りにピークのPC10.5へ辿り着く。
ここはセルフチェックだ。6番手に順位を上げていた。トップとは16分差。
PC11へは尾根沿いに走るルート。イノウエさんとしばらく同行。
最後のピークから下る方向が分かりづらい。イノウエさんは右へ降りていった。
途中までついていくが、GPSで見るとPC11からは明らかに離れていく。
自分だけ引き返し、無事に鞍部にあるPC11へ辿り着く。イノウエさん、ゴメン・・・。
ここからの下りがまたすごい道だった。目を凝らすとうっすらと道らしきものが見える程度。
倒木や木の根も多く、何度もコケた。最後のヤブを抜けるといきなり舗装路に出た。
この先のPC12までは豪快に下るだけだ。対向車に注意しながら飛ばして到着。
順位を聞くと5位に上昇。しかも上位のシオゴンさんはここでリアディレイラーの修理中だった。
「お疲れ様でーす(はあと)」。労せず一人抜いた。
ここからは舗装路のみ。どう走ってもPC13へは辿り着く・・・はずが、またロスト。
リカバリに思いのほか時間がかかった。
池の間のPC13もセルフチェック。順位は4位のままだ。
あとはアリベまで一直線。ルートを無視し最短距離を走ってアリベ。
湯を沸かしカップラーメンをすすりながら全員のアリベを待つ。
一人が間違えて入った谷から戻れず、足が攣ってDNFとなったがミチさんの車で無事に帰還。
助けに入った方たちも無事にアリベして終了。お疲れ様でした。
緊張の表彰式。EXバイカーはぶっちぎりでハヤカワさん。40分の差をつけられた。
二度のパンク修理がなかったらいったいどんなタイムなのよ?・・・。
来週のエクステラ世界選手権も頑張ってください。
続いてソリッドバイカーの発表。コールされたのはなんと自分。
えっ、なんで?確か4番手でアリベしたはず。
先着の方のQPの答えが不十分でペナルティにより降着になったのと、ベテランの方が選考から外されたことによるものだった。参加3戦目の成績が評価されたらしい。なんだか申し訳ない気分。でもすごく嬉しい。
最初で最後かもしれないので、この紙袋は大事にとっておきます。
毎回だが、こうしてブログの記事を書きながら地図を見てコースを思い返すとにやにやしてくる。
これは順位に関係なくそうだ。加えて今回からGPSのログを見る楽しみも増えた。
天空から自分が走った軌跡が見えるのだ。迷ってうろうろしていたときの記憶が鮮明によみがえる。
今回に限ってはEdge705は助けにもなったしミスの誘発にもなった。
プラスマイナスゼロといったところか。しかし、それは自分のスキル不足によるもの。
上手く使えば強力な武器になりそうな気はする。もちろん、GPSだけで勝てるほどラリーは甘くない。
地図読みも含めて自分の経験値をもっとあげていきたいものだ。
来月は篠栗Rラリー。次こそ迷わずいくぞ。